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「かくれんぼ」は“Hide-and-seek”!世界共通の「定番遊び」5つを英語でやってみよう!

子どもの英語学習において大切なのは、まずは楽しむこと。
そして、英語のある環境を親が工夫して整えてあげることです。
もし「英語で遊ぶ」ことができれば、この2つを同時にかなえることができますね。
今回は、日本でもおなじみの「じゃんけん、かくれんぼ、鬼ごっこ」のような遊びを、英語で楽しむ方法をご紹介します。
皆さんも子どもの頃に遊んだ記憶があると思いますが、実は海外の子どもたちも同じように楽しんでいる、世界共通の遊びだったのです。
難しい単語やルールは一切なし!
まずは子どもと遊ぶとき、英語のエッセンスをちょっぴり取り入れることから始められますよ。
親子・友達と一緒に楽しみながら、少しずつ英語に慣れていけるようチャレンジしてみてくださいね。
日本でもおなじみの、どこでも遊べる「定番遊び」は英語で何て言う?
"Rock, Paper, Scissors(, go)!"「じゃんけん」は意外とそのままでした!

まずは、子どもと2人でも遊べるじゃんけんから。
「じゃんけんぽん」を英語で言うと"Rock, Paper, Scissors(, go)!"。
つまり、「グー、パー、チョキ」を表す「岩、紙、ハサミ」が、そのまま掛け声になっています。
最後の"Scissors"はハサミが2枚の刃を組み合わせてできていることから、複数形の"s"を付けることをお忘れなく。
この"Scissors"の後に、"Go!"や"Shoot"という掛け声を入れて、じゃんけんと同じようにグーチョキパーを出して勝負をします。
その他、"Rock"を"Stone"(石)と表現したり、"One, Two, Three(, go)!"の"Three!"で勝負したりすることも。
また、「あいこでしょ」に相当する英語はなく、何度も"Rock, Paper, Scissors(, go)!"を繰り返して、じゃんけんを続けることになります。
「いないいないばあ」は"Peek-a-boo"!赤ちゃんもきっと大喜び♪

続いて、赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」。
これを英語で言うと"Peek-a-boo"、発音をあえてカタカナで表現するならば「ピーカブー(pìːkəbúː)」が近いです。
あまり聞きなれない"peek"という単語には「ちらっと見る」という意味があり、"boo"は「わっ!!」と相手を驚かせる擬音、つまり「ばあ」の部分になります。
「ピカ……ブゥ!!」と少し間をあけて言ったり、「ピッカブゥ!」と早口で言ったりと、遊び方はさまざまです。
また、イギリスでは"Bo peep"(ボーピープ/b`əʊpíːp)と言う場合もあるそうです。
日本の「鬼」は存在しない!?言葉やルールが微妙に違う外遊びをご紹介!
「かくれんぼ」は"Hide-and-Seek"、「鬼ごっこ」は"tag"!

大人数で遊ぶと楽しいかくれんぼ。
英語で言うと"Hide-and-Seek"になりますが、実は日本とは遊び方のルールが少し異なります。
日本では鬼が数を数え「もういいかい?」「まーだだよ」を繰り返し、全員が隠れきった後の合図「もういいよ!」をきっかけに、鬼が探しに行きますよね。
しかし、アメリカや、イギリスでは、鬼は数を数え終われば、"Ready or not, here I come!"つまり「準備が終わっていなくても、探しに行っちゃうよ!」と、相手の「もういいよ!」という返事を待たずにいきなり探し始めるのです。
ちなみに、「見いつけた!」は"I found you!"、もしくは"I got you!"。
上でご紹介したフレーズとセットで覚えておいてくださいね。
鬼が数える数も、英語でカウントできればさらにgood!
遊びながら、英語で数を数える練習にもなりますね。
また、「追いかける」や「タッチ」といった動作がある鬼ごっこは、英語では"tag"(タグ/tˈæg)と言います。
この"tag"は、野球用語「タッチアウト(守備側の選手が塁から離れた走者を追いかけてアウトにする)」の英訳、"tag and out"で使われる"tag"と同じ意味となります。
この"tag"という意味から、何か思い当たることはありませんか?
そう、FacebookやInstagramで自分の投稿に友人や関連ワードをひも付けるときに使う「タグ付け・ハッシュタグ」の"tag"と同じ意味です!
"tag"には「札」や「付ける」という意味があり、鬼がタッチして鬼の役目をペタッと「貼り付ける」ことから、こう呼ばれているのです。
ちなみに、鬼ごっこの鬼役は英語では"it"と呼ばれます。
これは代名詞である"it"が具体的な名詞とともに使われずに、単体で存在することで「見えない何か」=「恐怖を感じさせる」という意味からだそうです。
「だるまさんがころんだ」は信号ゲームに変身!?
「だるまさんがころんだ」も日本のルールとは少し異なります。
英語では"Red light, green light, one, two, three!"と呼ばれ、赤は赤信号の「止まれ」、青は青信号の「進め」を意味しています。
「だるまさんがころんだ」の日本版ルールを、ここで一度おさらいしておきましょう。
壁などで目隠しをしている鬼が「だるまさんが…」と言っている間は鬼に近づくことができ、「ころんだ!」と振り返ったときは静止しなければなりません。
もしそこで動いてしまったらその人の負け、それを何度か繰り返し、鬼に近づいた誰かがタッチしたら全員が一斉にダッシュ。
そこから鬼ごっこが始まります。
"Red light, green light, one, two, three!"では、鬼、つまり"it"が"Red light, green light, one, two, three!"と言い終わるまで鬼に近づくことができ、最初に鬼にタッチした人が勝ち!というルールになります。









