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「食欲の秋」到来!秋の味覚や日本の食文化を世界中の人たちに発信しよう!

ギラギラとした日差しが和らいで、朝夕に涼しげな風が吹いてくるといよいよ秋の到来です。
「芸術の秋」「読書の秋」ともいわれていますが、やはりまず思い浮かぶのは「食欲の秋」。
穀物やお米、果実など実り豊かなこの季節は、四季がはっきりと分かれている日本ならではの楽しみ。
そんな豊かな日本の食文化をぜひ海外の人にも楽しんでもらいたいですよね。
今回は代表的な秋の恵みを英語でどんな風に伝えるのかをご紹介します!
おいしいだけじゃない。「食欲の秋」には理由があった!
気温と体のメカニズムの関係

暑い夏が終わり、気温が下がると、体が体温を保持するために熱を作ろうとして基礎代謝がアップします。
基礎代謝がアップすれば当然、消費エネルギーが増え、体は消費した分のエネルギーを補おうとします。
それが食欲につながっているんです!
これは日本に限らず万国共通。
人種にかかわらず、気温が下がり、体が冷えると食欲はわきやすくなります。
日照時間の減少も食欲増加の要因に!
秋になると気温が下がるとともに、日照時間も減少しますよね。
日照時間が減ることで、日光によって分泌されるセロトニンが不足してしまいます。
脳内の神経伝達物質であり、食欲の調整にもかかわるセロトニンが不足することで、体が栄養を蓄えようとするのだそう。
秋になったらしっかり食べて寝て、来るべき冬に備えましょう。
自然現象や体のことを英語で表現してみよう
収穫の秋=Autumn, the time of harvest
気温=Temperature
基礎代謝=Basal metabolism
"basal"(基礎の)"metabolism"(代謝)で「基礎代謝」となり、BMと略すことも。
ダイエットや健康の話題などによく出てくる語句ですので、覚えておきましょう。
ここ数年でよく聞く「メタボ」は、"metabolic syndrome "と表現します。
食欲=Appetite
日照時間=Sunlight hours または Sunlight duration
日本の豊かな秋の味覚を海外の人に伝えてみよう!
秋は日本の主食、お米が一番おいしい季節

ツヤツヤでピカピカの炊きたての新米は、日本人であれば想像しただけでおなかがぐぅーっと鳴ってしまいそうです。
海外の方が秋に日本に来たら、ぜひ新米のおいしさを楽しんでほしいですよね。
ただし、英語圏の多くはお米を主食としていないため、新米(new rice)という英語が話題に上がることはまずありません。
調べると"Rice from the first harvest of the year."と表現しているケースが多くみられますが、厳密にいうと日本農林規格(JAS)法における「新米」の定義は、「収穫した年の12月31日までに、精白や袋詰めがされているお米または玄米」ですので、簡単に"fresh rice"としてもいいですし、もう少し詳しく"white rice or brown rice polished and packed by the end of the crop year"でも伝わるでしょう。
秋の味覚の代表格「秋刀魚」
秋に旬を迎える秋刀魚は、英語で"saury"。
"saury"はソォーリィ(sɔ'ːri)と読みます。
脂がたっぷり乗った秋刀魚は本当においしいですよね。
日本といえば"sushi"と思っている海外の方にぜひ食べていただきたい一品です。
日本と海外、きのこの種類も違う?

シメジやエノキなど、きのこにはさまざまな種類がありますが、秋の味覚といえばやっぱり松茸。
松茸は中国、アメリカ、カナダ、トルコ、などの国々で収穫されますが、実際に食べられているのは主に日本、韓国、中国です。英語では"matsutake mushroom"になります。









